ホップ・ステップ・ジャンプで双極性障害を受け入れる
それから当然なことなのですが、「病名を知る」ことと「病気を認める」そして「受け入れる」ことは異なります。最初は病気を受け入れられずに、拒否反応を持つこともあると思います。比較的すぐに受け入られる人もいれば、何度か躁と鬱の波を繰り返し体験し、受け入れる人もいます。辛い目や痛い目に遭うことで、徐々にあるいは諦めの境地で、ようやく病気を認められる人もいます。またどんなに苦しんでも、なかなか病気を受け入れることができない人もいます。
この病気の危険なのは、特に初期などは無治療やごく短期の治療でも、躁病相や鬱病相が比較的早く終わり、正常気分になる症例もあることです。その為に、本人や近親者や周囲の人間も病識を持つに至らなかったり、自然治癒したと思い込んで安心してしまいがちなところです。時には主治医さえも治療を中止する診断を出すこともあります。しかしその正常気分は束の間の休息で(数年に及ぶ事もありますが)ほぼ確実に再発すると言えると思います。この点は是非こころに留めて欲しいことです。
次は、「細やかな自己観察が早期の病名確定につながります」です。