双極性障害(BP)の予後は,クレペリンが記述していた程よくないらしい。

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BPの大多数はエピソードの間欠期には完全な機能水準に戻るとされましたが,I型の20-30%,およびII型の約15%は,気分変調,対人関係,職業的障害を示し続けました。

以前は,精神病性でなかった,躁病・混合性エピソードに精神病性の特徴が現れるようになりました。

BPは重大な心理社会的損失を引き起こし,結婚問題,育児問題,仕事の問題,その他の生活上の問題を起します。
離婚率が正常対照群の2-3倍,就職も2倍悪化しやすいです。

リチウムなどの薬物治療は,自殺のリスクを減らすことが分かっています。
しかし,リチウムで症状がコントロールされるのは患者の50-60%程度に過ぎないそうです。

このことから,症状が悪くならないうちに,症状をきっちり治療する必要性が統合失調症に準じて考えられます。
早期治療(早期介入)。統合失調症の場合は発症から治療開始までの期間(精神病未治療期間)が短い(数年まで)ほど転帰が良いことが分かっています。
BPで精神病未治療期間が何年まで許されるかちゃんとは分かっていません。

参考) 双極性障害患者の2つ以上の領域の認知機能障害は30%にのぼる

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